令和8年 春期企画展
2026/04/16

令和8年度 春期企画展「収蔵品展 刀、鉄砲、武芸者の遺墨―」を4月25日(土)~6月29日(月)に開催します。

 

中岡慎太郎館が所蔵する史料のうち、北川村にゆかりのある刀剣や鉄砲、人生教訓や体験談を書いた武芸者の遺墨など27点展示します。

中岡慎太郎の義兄北川武平次の家に伝わる日本刀、北川村の村役人が藩からの軍事招集に応じるために所持していた鉄砲、幕末期に使用された西洋式銃、武芸者が書いた人生を楽しく過ごすための秘訣の言葉、思い出話を詠んだ和歌などが書かれた書を展示します。

 

○主な展示資料

・短刀「(のり)(しげ)」、同「(さだ)(つぐ)」(中岡慎太郎の義兄北川武平次の子孫に伝わる刀剣)

・池知祥吉の刀(無銘 現在の香南市野市の郷士池知祥吉が所持していた「幕末刀」)

・管打ち式銃(村役人井津為蔵の子孫に伝わった銃)

・ゲベール銃・スナイドル銃(幕末期に輸入された銃)

桃井(もものい)春蔵(しゅんぞう) 書(武市半平太の剣術の師)

・勝海舟・山岡鉄舟・髙橋泥舟「幕末の三舟(さんしゅう)」が書いた和歌短冊

 

 

(前年度企画展)「尾﨑卓爾ー中岡慎太郎を語り継いだ人物ー」開催について
2025/10/09

秋期企画展「尾﨑卓爾ー中岡慎太郎を語り継いだ人物ー」を10月11日(土)~11月17日(月)に開催します。

 

 大正15年(1926)中岡慎太郎を初めて取り上げた書籍『中岡慎太郎』が出版されました。

 この本は北川村出身の尾﨑卓爾が故郷の偉人〈中岡慎太郎〉を世間に広めるために執筆したものです。

 政府やマスコミによる勤王思想普及活動が高まった昭和3年(1928)に出版された増補改訂版は、時代背景である幕末政治に関する記述が追加され、幕末史全体からみた中岡慎太郎の功績を解説する記述に変化し、日本の〈英雄〉慎太郎としての功績が具体的に書かれています。

 そして本書は、中岡慎太郎の手紙、政治論文、日記などの資料、本書でしか知ることができない幼少期のエピソードが収録されているため、慎太郎を調べる手引書として貴重です。

 本展では著者の尾﨑卓爾がどんな人物なのか、本書で描かれる〈英雄〉中岡慎太郎とは、本書にしか書かれていない中岡慎太郎の面白エピソードを紹介いたします。

 

チラシのダウンロードはこちら

 

(前年度企画展)令和7年度春期企画展「幕末人の心象」
2025/04/29

春期企画展「幕末人の心象」を開催中です。

幕末に生きた人物は自身の心情を漢詩や和歌で表しました。

それらは「遺墨」として珍重されています。

「遺墨」を見ると、世の中に対する危機感や自らの信条を訴えるもの、家族との別れに涙し、恋しい人に思いをはせるなど〈人間〉としての感情があらわれています。

また、筆跡も、のどかな風景や恋しい人への想いを詠んだものは繊細で流麗な筆遣いで、自らの信条や高揚する気分を詠んだものは堂々とした筆遣いで、愚痴をぶつけたものは荒々しい筆遣いになるなど、様々な感情が表現されています。掛け軸や短冊に書かれた文字の形にも注目して、作者の心の内を想像してみてください。

今回の企画展は、当館が所蔵する史料から、幕末期に活動した人物の遺墨42点を展示します。

個性豊かな筆跡、和歌や漢詩の内容から、幕末人も一人の〈人間〉として、様々な感情をもちながら生きてきたことに思いをはせてください。

岩倉具視 短冊

自身に起こった出来事は危機ともなるし、好機ともなるという意味の和歌。

 

       

大久保利通 書

明治7年(1874)、台湾出兵後の視察のおりに詠んだ漢詩。日本の国威が世界に輝くようにという願いを込めた内容の漢詩。

 

維新七卿短冊

文久三年(1863)八月十八日の政変で長州へ向かった三条実美ら七人の公家が詠んだ和歌。右から1つ目の三条実美の短冊は、明治23年(1890)第一回帝国議会開院式で、国民のために精一杯務めよという激励を詠んだ和歌。